Saturday, February 20, 2010

子宮頸癌はヒトパピロマウィルスが原因か? - 子宮頸癌ワクチンは打たないで!#3

ネットを通じて日本での報道を見ていると、一般から専門の医師までが一様に「ヒトパピロマウィルスが子宮頸癌の原因だから、この("パピロマウィルスを予防する"と言われている)ワクチンを打てば子宮頸癌にならない」と主張しています。

本当にそうでしょうか?

2008年のノーベル医学賞を、HIVウィルスを発見したフランスの医師二人と分け合ったドイツのハラルド・ツア・ハウゼン教授は、100種類以上あるヒトパピロマウィルスの中から、2種類のウィルスを子宮頸癌の原因として確認したとされています。しかしネットで検索したところ、これはツア・ハウゼンの仮説の域を出ていないのではないか。果たして、科学的に立証された説なのだろうかという疑問を持ちました。ウィキペディアから、

Together with Ethel-Michelle de Villiers, who would later marry zur Hausen, this group isolated HPV 6 DNA from genital warts, suggesting a possible new way of identifying viruses in human tumors. This paid off several years later in 1983 when zur Hausen identified HPV 16 DNA in cervical cancer tumors by Southern blot hybridization [3]. This was followed by discovery of HPV18 a year later [4], thus identifying the culprits responsible for ~75% of human cervical cancer. This sparked a major scientific controversy with other scientists favoring herpes simplex as a cause for cervical cancer.

ツア・ハウゼンとのちに結婚したエセル-ミシェル・ドゥ・ヴィリエールとともに、彼のグループは生殖器にできるイボからHPV6のDNAを特定したが(訳注:1979年のこと)、これは人間の腫瘍からウィルスを確認する新たな方法の可能性を示唆していた。数年後の1983年、ツア・ハウゼンは努力の甲斐あってHPV16のDNAを子宮頸癌の腫瘍の中からサザンブロット法交配によって特定した。翌年にはHPV18を発見し、それで最大75%までの人間の子宮頸癌の原因である犯人を特定した。しかしこれによって、単純ヘルペスが子宮頸癌の原因だとする他の科学者たちとの大いなる論争を巻き起こすことになった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Harald_zur_Hausen
(引用&訳、終わり)

訳した冒頭、
「ツア・ハウゼンとのちに結婚したエセル-ミシェル・ドゥ・ヴィリエール」
とありますが、ノーベル賞受賞時のツア・ハウゼンの自己紹介文には彼は「1964年に結婚した」とあるので、上の記述が誤りか、離婚して再婚したかのどちらかでしょう。

些末なことはさておき、それでその論争がどのように決着したのか?と、先を見たのですが

His work on papillomaviruses and cervical cancer received a great deal of scientific criticism on initial unveiling but subsequently was confirmed and extended to other high-risk papillomaviruses.

パピロマウィルスと子宮頸癌に関する彼の研究は、発表されたときには多大な科学的批判を浴びたが、その後確立され、他の危険度の高いパピロマウィルスの研究にも発展していった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Harald_zur_Hausen
(引用&訳、終わり)

とあるだけで、「確立され」たことの出典の記載もなければ、他説を支持していた科学者たちが納得したのかも不明です。

英紙タイムズ・オン・ラインの記事から、同時に受賞したHIVウィルス研究者が実は3人いたのに、一人が受賞からはずされたという話の続きで

Professor zur Hausen’s honour, for identifying HPV as the main cause of cervical cancer, is much less controversial, and rewards a long struggle to prove its role against prevailing medical opinion in the 1970s.

Over more than a decade of experiments, the scientist successfully isolated DNA from two strains of HPV in cells taken from cervical tumours. It is now known that the sexually-transmitted virus can be detected in 99.7 per cent of the 500,000 cervical cancers that occur worldwide every year.

The discovery of HPV’s role has greatly improved the accuracy of smear tests and screening programmes. It also led to the development of two vaccines against the most dangerous strains, Gardasil and Cervarix, the latter of which is being given to school-age girls in the UK this year.

HPVを子宮頸癌の主な原因と特定したツア・ハウゼン教授の名誉には、上のような議論はもっと少なく、1970年代に医学界で主流だった意見に反対する説の確立に費やした、長年の苦労が報われたものだ。

10年以上にわたる実験で、この科学者(ツア・ハウゼン)は子宮頸部の腫瘍から取った細胞のなかに、2種類のHPVのDNAを特定することに成功したのだ。性行為で感染するウィルスは、毎年世界で発生する50万件の子宮頸癌のなかの99.7%から検出されることが判明した。

HPVの役割の発見は、塗抹標本のテストや子宮検診の正確さを大いに改良した。また、もっとも危険な種類(のウィルス)に対するガーダシルとサーヴァリクスというふたつのワクチンの開発に繋がるものだった。後者(サーヴァリクス)は、今年英国で女学生に与えられるものである。

Nobel Medicine Prize row as HIV scientist is excluded
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/science/article4892374.ece?token=null&offset=12&page=2
(引用&訳、終わり)

ここでも結局、2種類が発見されたあとで巻き起こった論争がどのように収束して、「ツア・ハウゼンの説のみが正しい」と確定したかについては触れられていません。しかも、ウィキペディアでは

「最高75%までの人間の子宮頸癌の原因」

となっていたのに、ここではなんと

「毎年世界で発生する50万件の子宮頸癌のなかの99.7%から検出される」

と、一挙に25ポイント近くパーセンテージが増加しています。
?????

訳した冒頭に

「HPVを子宮頸癌の主な原因と特定したツア・ハウゼン教授の名誉」

とあるけれども、その中味は何かというと続く段落にある

「子宮頸部の腫瘍から取った細胞のなかに、2種類のHPVのDNAを特定するのに成功した」

ことです。

続けて触れられた「世界中で発生する50万件もの子宮頸癌」を全部調べたとは到底思えませんから、実際にツア・ハウゼンが調べたサンプルがいくつだったのかも是非知りたいと思います。そして「最高75%までの子宮頸癌の原因」と言われていますが、残り25%の子宮頸癌の原因は何なのか?の答えは置き去りにされたままのようです。

ここで、先にアップした記事で紹介したFDA(米食品医薬品局)の2003年の文書中のHPVウィルス感染は「子宮頸癌とは関連がない」という主張を思い出してみてください。

ツア・ハウゼンがノーベル賞を受賞したのは確かに2008年でしたが、彼がその2種類のウィルスを発見、いやウィルスのDNAが子宮頸癌の腫瘍の中に存在することを確認したのは1983年と1984年です。

ノーベル賞は過去の業績に贈られる賞でしたが(去年のオバマは例外)、20年も経ってから授与したのは何故でしょうか?

皆さんは多分、近年になってまた新たな発見でもあったのだろうとお思いになるでしょうが、私にはそう見えないのです。

ノーベル賞受賞時のツア・ハウゼンのスピーチから、

We noted from the beginning that HPV-16 DNA was present in about 50% of cervical cancer biopsies, HPV-18 in our early experiments in slightly more than 20%, including several cervical cancer cell lines, among them the HeLa line.

Within the first two years after isolating HPVs 16 and 18 it became clear that these viruses must play an important role in cervical cancer development

最初から私たちは、HPV-16のDNAが子宮頸癌の生体、HeLa株を含む数種の子宮頸癌細胞株の約50%に、初期の実験でHPV-18のものが20%強、存在していたことに気づきました。

HPV-16と18を特定したあと2年間で、これらのウィルスが子宮頸癌の発達に重要な役割を果たしているに違いないということが明らかになりました。
http://nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/2008/hausen-autobio.html
(引用&訳、終わり)

「特定したあと2年間」となると、1986年です。
そして、ノーベル賞受賞は2008年。

ツア・ハウゼンは1983年にはドイツ癌研究センターの科学主任に就任し、2003年には20年の勤務を終えて退官したとあります。退官後も同センター内のウィルス棟の中に自分の研究所を持ったが、そこでは国際癌ジャーナルの編集長をやっている。その仕事に就いたのは2000年だとあります。

つまり、FDAが「HPVへの感染」は「子宮頸癌とは関連がない」と書いたあとに、ツア・ハウゼンが新たな研究をしてその関連性を立証したようには読めないのです。要するに「50%乃至20%をちょっと上回る確率で」(ツア・ハウゼン自身の弁)HPVの16と18という2種のウィルスのDNAが子宮頸癌内に存在していたというだけではないのか? 

存在していたからといって、それが子宮頸癌の原因といえるかどうかは別問題ではないのか?

だからこそ、FDAは「HPVへの感染」は「子宮頸癌とは関連がない」と公的に認めていたのではないか?


ご専門の方がこれをご覧になったら、是非素人にもわかるように説明をして戴きたいと思います。

そしてここでこの解釈が正しいとすると、それは近年わかってきた「スピード違反の嘘」と似ていることに気づきました。

「スピードを出すと事故を起こす」というすり込み/プロパガンダのもと、順法速度以上のスピードを出すとつかまって罰金を取られます。「これは当然のことだ」と信じ込んでいる人がほとんどだと思いますが、実はこれは「警察の収入源でしかない」という声があちこちから上がっているのです。フッ素の嘘と同じで、これはもう長年洗脳されてきたようなものですから何の疑いも持たずにいた方には到底理解されにくいでしょうが。

確かにスピードを出しすぎて事故を起こしたら、スピードが遅いときと比べて悲惨な結果にはなるでしょう。しかしスピードを出すこと自体が事故の原因ではない。現に高速道路で100km出している車が全部事故を起こしているかといえば、答えはノーです。

もちろん市街地などでは制限速度内で走らなければ危険だと思われますが、それだって東京などで制限が40kmの区域を60km出して走るのが当たり前のような箇所も見られます。とすると、そこは制限を60kmにするのが本来は正しいのではないか?

つまり事故の原因は他にあって、飲酒運転だとかよそ見などの不注意、若者の経験不足によるミスなどがそれにあたります。周囲の事情をきちんと把握し、それに応じて運転している限り事故にはならないものです。しかしここオーストラリアでもしきりに"SPEED KILLS"と大書された看板が高速道路わきに立てられたりして、ひたすら「速度の出し過ぎが悪いのだ」と強調されています。他方「それは、スピード違反でつかまえて罰金を取れば警察が儲かるからだ」と主張する人が、まだまだ少数とはいえ増えてきているのです。

交差点などに設置されたスピード・カメラも、実はより多くの事故を起こしている原因だとして撤去するよう求める米国市民の話も見かけます。本来は市民を守るという使命を負った公僕が、言い方はきついでしょうが、それを口実に市民を騙して利益を上げていることへの見直しが今、なされ始めているように見受けます。

「お上と下々」が身についている日本では、そんな意識は全然ないでしょうけれども。

ちょっと脱線気味でしたが「原因とは何か」を考えて戴いて、話を病気関連に戻します。

今、欧州会議の保健衛生委員長から出された「新型インフルエンザの大騒ぎは、人々の健康を害しつつ大儲けするための、製薬会社とWHO(世界保健機関)も絡んだインチキだった」という提起を受けて

調査が開始されましたが(関連、英語のインタビュー記事)、

風邪やインフルエンザなどの原因にも同じことが言えるのではないか?

同じ様にウィルスを浴びるような状況にいた人の中から、罹患する人としない人が出ます。それはウィルスだけが原因ではなく、疲労やストレスでその人の免疫機能が低下しているとか、他の原因が絡んで発病するからです。元気な人なら、たいていのウィルスにやられずに済むことが多い。だから「健康管理に気をつけましょう」などと世間で言うし、FDAの文書にも「たいていの感染は短期で終わる」と記されたのです。

予防注射などが製薬業界の定期収入源に他ならないという意見もありますが、そこまで言わないにしても、ツア・ハウゼンの説をFDAがずっと(実質)無視していたのは何故でしょうか? その2種のウィルスが「原因と特定された」根拠は何なのかを是非知りたいものですね。それが「子宮頸癌ワクチンは子宮頸癌を予防する」という主張の根幹だからです。

また、オーストラリアで打たれているガーダシルにはHPV16と18以外にHPV6と11も入っているのですが、先のツア・ハウゼンのスピーチでは

It was initially disappointing not to detect this DNA in cervical cancer biopsies. HPV-6 DNA, however, turned out to be helpful in isolating another closely related genital wart papillomavirus, HPV-11, initially from a laryngeal papilloma.

HPV6のDNAは子宮頸癌の生体からは発見されなかった、そしてHPV11は生殖器に出来るおできの関連ウィルスだと書かれているのです。

どうして子宮頸癌を予防するためと銘打って、それと関連のないウィルスまで入れるのか? そして多くの被害が(サーヴァリクスでも)出ているのに、それを「たいした問題ではない」として売り続けるのか?

たくさんの疑問がこうして残されたまま、日本でもサーヴァリクス接種がそうした疑問を無視して推進されています。

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