Thursday, March 31, 2011

横須賀米軍基地は「もぬけの殻」か?~福島原発周辺住民への対応と比較すべし

前回の投稿で、「横須賀基地はもぬけの殻だった」というメールで受け取った情報を載せたところ、転載先の阿修羅掲示板で以下のコメントをもらいました。

03. 2011年3月29日 13:28:57: isui6iPriw
 おいおい投稿者、俺の弟米軍基地で働いてるぜ。
先日メールしたら、担当将校が沃素材配布してたってよ。

 何でもぬけの空なんだい???
航空写真付きで、記事作って投稿しな。

 流言飛語の類だな。
ははは→横須賀在住(米艦船出港確認位置に在住、浦賀水道丸見え)

(コピペ終わり)

それと相前後して、この情報を下さった梅田さんから再度メールを頂戴し

普段停泊してる潜水艦とかイージス艦が不在なのは目視で確認は出来る。
けれど、 写真を撮るのは難しい。 なぜなら、基地内には入れない。

外から見た限りだが、
基地近くの商店街に外人さんの姿があまり見えないので
国外退避してるのは確かみたいだということでした。
(コピペ終わり)

ということだったので、独自に色々調べてみました。

最初に目に付いたのがこのアーミー・タイムズの記事
(一々書きませんが、画像はクリックすると拡大します)

太平洋司令部は8万7,000人のアメリカ人を避難させられる
と題された記事で、最悪の場合、米軍が東京とその周辺にいる米軍人とその家族を含む8万7,300人のアメリカ市民を避難させることが可能な非常時対策の用意があると発表しています。これは3月17日(木)付けで、ハワイのロバート・ウィラード太平洋司令長官から出たもので、その避難には横須賀基地の海軍艦船も含まれると。

またそこにあるビデオでは厚木基地の将校(ガードナー大尉)が、米軍人の家族等の脱出についての話をしています。米国大統領が、軍の助けで軍人家族が自主的に日本から脱出することを許可したと言い、まずは韓国へ、そこから米国なり他の場所へと成田、横田、厚木から女子供を筆頭に脱出する計画であると説明しています。一日につき1万人は避難させられると述べ、大統領は民間航空機を使うことも認めているので、ユナイテッドとアメリカン航空の航空機もその活動に使われると。

原子炉は大丈夫そうだが、海上での数値や詳しい人間によると軍の家族は出たほうがいいだろうと。8分前後で避難の順序を言っていて「女子供が最初、次が要職以外の者たち、それから要職についている軍人、そして最後が私です」と言っています。日本の被災地を援助する「トモダチ作戦」は続行する。前例のないことだが、パニクらないで次の24時間内にパスポートや3~5日分程度の荷物の準備をしてください、と呼びかけています。これは読売などで紹介されていた話と符合しますね。

ただ読売の記事には「軍用機を使っての大規模な避難はなく」とありますが、太平洋担当空軍機をそれらの空港から避難用に使うとエリック・ガードナー大尉ははっきり言っているので、そこは日本人向けに本当のことを隠していると言わざるを得ません。

そして同じ17日付けで

日本:米軍、自主的非難を開始

という記事で厚木、横須賀の海軍基地に続き三沢空軍基地も、また陸軍施設のキャンプ座間も家族や、不可欠な任務に就いていない従業員等を避難させていると報じ、横田の空軍基地もそれにならうと伝えています。岩国空軍駐屯地と佐世保の海軍基地にいる海兵隊だけがそうした計画は持っていないと。

海軍は、一日1万人まで避難させられるが、もっと航空機を確保できれば1万8,000人まで運べるようになる。横須賀基地には2万5,000人ほどがいるが、その内の約1万9,000人が家族を含め、国防省の身分証明書を所持するアメリカ人であると。厚木には6,500人ほどがいるが、アメリカ人の数はわかっていない、と。

上の記事のビデオでも、厚木のガードナー大尉は「明日は当然、(座間の)学校はないから」と言っていますが、この記事にも横須賀海軍基地と厚木空軍施設の学校で、子供たちは木曜早くに帰されたとあります。

米軍関係者の掲示板サイトでは17日に

「夫が帰宅して言うには、沖縄はもう満杯になってきてるって。これからどこに送られることやら」という記述が。ここでひとつ大事なのは、「自主的避難の費用は後日各人に請求が行く」ということ。この下の方にも、結局、強制避難命令なんかは自分たちが払わなくちゃいけない自主的避難で出せるだけ出してからのことでしょうね、という趣旨の投稿がありました。ケチケチは日本政府だけではないし、それを米軍家族もちゃんと知っている。

19日付けのCNNは、横須賀基地の家族が日本から脱出を始めたと報じ

横須賀艦隊司令部活動(CFAY)サイトでは

3月20日からCFAYが成田から避難のため飛び立つ人々用に成田行きシャトルバスを増便するとあり、「ペットも運びます」と明言。これはガードナー大尉のビデオで「私の車はどうなるの、ペットはどうなるのといった質問には今は答えられません」と言っていたのとは対照的です。

それから22日付けでCNNが

米軍、横須賀から強制避難を考慮
の記事が出ます。これは匿名の将校が、日本全土からではなく、日本で最大の海軍基地である横須賀から全員を強制避難させることを米軍が考えていると伝えています。そして「月曜(21日)の段階で、同基地に海軍の軍艦はひとつもいなくなった。空母ジョージ・ワシントンは放射能物質から逃れるために、月曜に基地を離れた」とあります。

しかし現在行われている避難は国務省からの通達による自主的なものであり(国防省が出した命令ではない、という対比)、月曜には154家族を乗せた航空機がシアトルのタコマ国際空港に到着し、その前土曜(19日)には230人が着いた、となっています。

こちらは米時間22日付けで

ベイ・エリア(カリフォルニア州)のトラヴィス空軍基地から、560人以上の軍人家族が日本から到着した旨、伝えています。なかの一人オレゴン出身のローリン・ジョセフちゃん(10歳)は、11日にM9の地震が東北で起きたとき丁度学校から帰ったところで、アパートの6階にある自宅に一人でいたと。被災地よりよほどマシだったとはいえ、怖かったろうと思います。その後の津波警報で、他の人たちに混ざって高台に逃げたが、被害はなかったと。

また米時間?、22日付けのスターズ&ストライプス(星条旗)紙では

ペットは荷物制限の中に入るのか
という、避難する家族からの質問に答える記事が。フェイスブックにはこんな写真も

日付は不明ながら、佐世保の艦隊司令部活動(CFAS)からのニュースで

地震や津波の被害者用にと、自転車を修理したりきれいにする作業が写真で紹介されています。これは以前に横須賀だったか、掲示板サイトで基地内に放置された自転車が相当数あるという話があったので、そうした自転車を活かそうとしての行動かもしれません。

このように自主的避難のニュースが出、且つ避難命令もありかという記事まで出たのを受けてか、CFAYのフェイスブックに

「国防総省からの日本へのメッセージ」として22日の火曜(多分米国時間)、ペンタゴンの国防副次官補代理のデイヴ・ラパン大佐が、先に出た「横須賀の全員に避難命令」という報道を否定して、米軍人の家族のなかには避難した者もいるが、軍人は日本に留まり、人道的支援と災害援助努力を続けると述べ、ロバート・ゲイツ長官もモスクワで「軍属の者たちの健康を非常に心配しているが、同盟国日本の人々の生活も心配だ。両者にとって、最善のことをしていく」と語っています。

となると、相当数の家族は脱出しているが、軍人は残っているだろうということになります。ただ梅田さんからの2度目の報告にあった

普段停泊してる潜水艦とかイージス艦が不在なのは目視で確認

という点は、22日付けのCNNの

同基地に海軍の軍艦はひとつもいなくなった

と一致しているので、そこは引き続き阿修羅掲示板でコメントした03さんからの(出来れば)望遠レンズ使用の画像つき報告を待ちたいところです。

また22日付けのスターズ&ストライプ紙でも

太平洋司令長官のロバート・ウィラード提督が、火曜(22日)の夜、千人以上の横須賀基地の住民が集まったミーティングのあと、日本と沖縄から8万7,000人を避難させる非常時対策はあるが、(現段階で)家族の自主的避難を(全員の)強制避難に変えることはないと語り、

“We absolutely don’t expect it,” Willard said. “In fact, I’m trying to see if the reactor accidents stabilize, so that I can bring our forces and the families back to Yokosuka.

「絶対にそうはならないと思う。実際、なんとか原発事故が落ち着くようにと思っているし、そうなれば我が軍とその家族たちを横須賀に戻せる」

と言っています。
「我が軍とその家族たちを横須賀に戻せる」ということは、軍属の家族のみならず、多少なりとも軍人も避難したという意味に取れますね。

更に見ていくと、「日本のパパたち」という米軍人の家族を支援するサイトでは25日付けで

福島第一原発の冷却作業支援で、バージ(平底荷船)YOGN-115が104万リットルの淡水を運ぶため、横須賀を25日に出港した。CFAYの港では、ふたつのバージを清掃して満載し、その合計は189万リットル近くになると伝えています。

26日付けのCFAYサイトには

横須賀スクール・バスの最新情報が載っていて、28日(月)から池子住宅にいる子供たちのため、これまでの10台ではなく5台のバスで運行しますと。理由は、避難で生徒の数が減ったこととガソリンを節約するためだと。私が気づいたのは、「4年から12年生まで」とあるので、それより小さい子供たちはすでに避難したのではないかと思われること。

その下のコメント欄には

「(横須賀)基地でまだ開いている施設は何か、のアップデートをお願いします」とか「池子から勤務地までのバスはなくなったの?」という質問があるので、基地内の施設が一部閉鎖になっていることを示唆。また後者には「現在のところ、勤務地までのバスは運行していません」と答えが出ていました。質問した人は、当分電車で通うことになるでしょう。

26日付けで27日にアップデートされている情報では

3月21日から始められたヨウ化カリウム剤の配布場所が、28日からは数箇所に集約されると知らせています。「飲めと言われるまでは飲むな」という但し書きあり。メルボルンの仲間は「米軍がヨウ化カリウム剤を買い占めていたらしい」と言っていて、「その時期が地震の前か後かは問題だね」と言っていました。

27日付けのスターズ&ストライプス紙の

横田、米軍の地震対策救助作戦の中枢となる
という記事には

「土曜(21日)までに、避難を希望した1万人の内半分は脱出した」と出ています。またその土曜に横田から津波にやられた北に向かって100万ポンド(453トン)の水を空軍が運び始めたとありますが、これは多分原発冷却用?

その下には、

But while American-style streets and neighborhoods on Yokota are hushed because of the exodus of family members, the runway here is anything but.

横田のアメリカ式街の賑わいが家族の脱出で消えてしまったが、滑走路は別だ

とあり、やはり家族たち(の大半?)がすでに避難したことを伝えています。

29日付けの掲示板には

スターズ&ストライプス紙の「一旦避難したが、日本に戻るという家族たちは自分の責任で」という記事が紹介されており、無料のフライトで脱出した家族の中にすでに日本に帰りたがっている者がいるが、戻る費用は出さないし、彼らが自費で日本に戻ったあと事態が悪化して避難命令が出ても、そういう人たちの(無料)避難措置はないし、軍人が他所へ移動になっても、そういう家族が日本から出る費用も出しませんと警告して、一旦脱出した者は戻るなと言っています。

それから察するに、後日請求が行くのではなく、無料の脱出用フライトに乗った人がいるということみたい。また軍として、暗に「まだ戻る時機ではない」と言っているようにも見えます。

いずれにせよ、福島から200km前後は離れた横須賀基地などからすでに軍人家族が大挙して避難したのに、30km圏内でも自主的避難を呼びかけるだけの菅売国奴政権には腹が立つばかりですし、マジで、その米軍人家族の自主的避難に使っている手段を、福島や周辺の住民避難に当てて、当座の避難場所を提供してくれないものかと思います。

手順としては日本政府がそう要請すべきでしょうが、この能無し売国奴政権は動きもしません。

日本国民よ、もっと怒りの声を届けてください!!

最後に阿修羅で疑問を呈してくださった03=isui6iPriwさん、調べるきっかけを与えてくださってありがとうございました。その結果、米軍人家族の相当数がすでに脱出していることと、事態が悪化したら米軍は福島原発周辺の住民脱出を助けるのではなく、日本と日本人を捨てて脱出する用意をしていることがわかりましたので、更なる菅売国奴政権&安保条約等々批判の材料として、是非利用して戴きたいと思います。


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