Thursday, April 21, 2011

低レベル放射線キャンペーン(LLRC)の懸念&米軍家族、自主的一時避難の終了

私の記事の転載先でついたコメントに、低レベル放射線キャンペーン(LLRC)のメッセージが紹介されていました。

同メッセージは私もアメリカの仲間からメールで受け取りましたが、改めてここに私の和訳つきで載せておきます。

LLRC has been noting the lack of information on Uranium from Fukushima. Spent fuel ponds have suffered unknown amounts of damage and the precautionary approach would suggest assuming it is in the environment. Now (thanks to correspondent JM) we have evidence that this is the case. High Volume Air Sampling filters operated by the US Environmental Protection Agency in California, Washington, Hawaii, Guam and Saipan (half-way between Japan and northern Australia) show an increasing trend with proximity to Fukushima. The inevitable suspicion has to be that Japan is more heavily contaminated, as we feared. It is extremely likely that Plutonium is also present although EPA reports it has not been detected. It is of gravest concern that the Japanese public are not being warned of the hazard to health posed by inhalation of Uranium and Plutonium.

Data and reports on www.llrc.org top story

低レベル放射線キャンペーン(LLRC)は、福島からのウラニウム関連情報が欠如していることを指摘してきた。使用済み核燃料プールがどれほどのダメージを受けているかは不明だが、予防的な姿勢としては、すでに環境へ広がっているとみなすべきだった。そして今(報告してくれるJMに感謝)、これが実際に起こっていたという証拠をつかんだ。カリフォルニア、ワシントン、ハワイ、グアムとサイパン(日本と豪州の北の中間地点)にある米国環境保護庁(EPA)が稼動している高容量大気サンプリングのフィルターが、福島に近いほど上昇する傾向を示している。LLRCが恐れていたように、日本がより深刻に汚染されていることが必然的に疑われる。EPAはその報告で検出されていないと言っているが、プルトニウムの存在も非常にあり得ることだ。ウラニウムとプルトニウムを吸引することによる健康への危険について、日本国民が警告を受けていないことは非常に憂慮すべき懸念事項である。

データと報告はLLRCのトップに
(和訳終わり)

LLRCのサイトを開けると、

EPA data shows Fukushima Uranium in California

Elevated levels of Uranium have been found in air samplers (filters) operated by US Environmental Protection Agency (EPA) in the north Pacific. Recent data for the Mariana Islands (2800 km south of Fukushima) Hawaii, California and Seattle have been found in the RADNET EPA website.

The graph left has been created from the very limited data provided. It shows that uranium (and probably also therefore plutonium) particles have been or are being released by the Fukushima catastrophe. They are appearing in California some 8000km away at levels which are greater than background. (Note: EPA has not provided baseline data. The background level indicated by the blue line on the graph is based on averaged measurements at UK Atomic Weapons Establishment.)

The increasing trend with proximity to Japan suggests that Japan is far more heavily contaminated than any of these sites, as we have predicted. It is of the greatest concern that no data on uranium and plutonium have been published by the authorities there. Report.
Data on EPA site

環境保護庁のデータ、福島のウラニウムがカリフォルニアへ、を示す

太平洋北部で環境保護庁が稼動している大気サンプル(のフィルター)から、高いレベルのウラニウムがみつかった。マリアナ諸島(福島の南2,800km)、ハワイ、カリフォルニアとシアトルの最近のデータはEPAサイトのRADNETのなかに出ている。

左(上)のグラフは極めて限られたデータを元に作られたものだ。それにはウラニウム(ということは多分プルトニウムも)の粒子が出ている、または福島の大惨事から放出されたものであることを示している。8,000kmほども離れたカリフォルニアでも、(自然の)背景放射線の数値より高いレベルで現れている(注:EPAは基本データを出していない。グラフの青線で示された背景放射線レベルは、英国原子兵器研究所の平均値を元にしたものだ)。

日本からの距離に比例した上昇傾向は、私たちが予期したとおり、日本がこれらのどの地点よりもっとひどく汚染されているだろうことを示唆している。ウラニウムとプルトニウムのデータが日本の関係当局から何も出されていないことは、非常に懸念すべきことである。

報告
EPAサイトのデータ
(和訳終わり)

同ページには、その下に数ヶ所における3月中旬~下旬のU238とU234の数値の表が出ています。

LLRCの発言ではいつも「プルトニウムについても非常に心配している」旨が見受けられるのですが、彼等が言うようにまったくデータが出ていなかったわけではない。この点、知らないのかもと思って今メールしておきましたが、「微量だ」と言われつつ、検出された話は記事で見かけましたよね。

確か京大原子炉実験所の小出さんも、再確認しないと言葉が間違っているかもですが、「プルトニウムは揮発性ではないので」それほど現段階で心配する必要はないという趣旨の発言をなさっていたように記憶しています。小出さんが言いたいのは、もちろん「プルトニウムは心配しなくていい」ではなくて、「それよりもっと心配すべきことがある」ということだと解釈していますが。果たして、本当の数値は?

こうして海外のあちこちから福島の放射能(放射性物質)が検知されたという報告が来るなかで、以前お伝えした日本国内の米軍基地にいる米軍人の家族の一時避難が終了したことを、つい先程みつけました。

日本に駐留している米海軍司令部のサイトで、

「日本に帰る手順はこの画像をクリックして」と

「日本から自主的に脱出する許可は終了」とあり、3月11日の震災以来、米軍家族が日本から自主的に脱出する国防総省からの許可は4月15日をもって終了したと伝えています。

それらからみつけた司令官のビデオには、避難する際ペットを手放した人たちは「気の毒だが、そうしたペットは新たな飼い主のもとへ行ってしまったので、それらペットを返却することはできません」などという話も出ていました。いまどきペットをもらってくれる人がそんなにすぐみつかるかなぁ?と思い、下手をすると、処理してしまったのでは?と思いますが、そうだとするとペットも哀れです。
#これは私の勝手な推測ですので、事実かどうかは不明

いずれにせよ「家族を戻してもよい」と判断するほど事態が好転したとも思えないのですが、これをみつけるきっかけになったのは日本の仲間から「誰か、(真偽を)確認できないか?」として送られてきたブログ記事です。

そこの、特に

「2~3日前に福島原発の2号機が黒煙と白煙をあげて爆発したであろう現実は最早報道される事はありません」

「最後の頼みの綱であった、米軍の核特殊部隊に対しても昨日に日本撤退命令が出されたようです。」

という点について、真偽を知りたいと。

上の話は、このブログ「政治経済のリアルワールド~梅澤くんでも解る世界事情~」しか出てこないが、下の点についてはそれらしきをみつけました。解釈が正反対のようです。

米軍「放射能問題が落ち着いたんで特殊部隊引き上げるわ」
2011年4月19日 ... 日本は米軍の統治下にあるのに命令を出すことは出来ない。 ... 撤退せよ。か。終わった。 301 :名無しさん@涙目です。(大阪府):2011/04/19(火) ... ハリウッド映画バリの超ハイテク特殊部隊が大活躍するとでも思ってたんだろうなぁw ...
hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1303143723/l50 - Cached

そこに紹介されていた記事、

米専門部隊が来週帰国 当面危機回避と判断

 東京電力福島第1原子力発電所事故を受け、日本に派遣されていた米軍の専門部隊「化学・生物兵器事態対応部隊=CBIRF(シーバーフ)」の要員約150人が来週前半に帰国することが18日、分かった。第1原発が依然予断を許さない状況ながらも、当面危機的な事態に陥る可能性は低いとみているためだ。さらに東電が17日に事故収束に向けた工程表を発表したこともひとつの「区切り」として、派遣をいったん打ち切る判断材料にした。

 ただ、事態が悪化すれば再派遣される。同部隊は帰国前に陸上自衛隊の専門部隊「中央特殊武器防護隊」と図上研究を行い、緊急事態での日米共同対処計画の策定も終える。

 近く北沢俊美防衛相がシーバーフの拠点である米軍横田基地(東京都)を訪問し、謝意を伝える。

 シーバーフの主力140人は今月2日から4日にかけて来日した。先遣隊と合わせ150人態勢を敷き、横田基地で連日訓練を実施していた。16日には一部の要員が陸自郡山駐屯地(福島県)に展開している中央特殊武器防護隊の活動を視察したり、福島市内の除染所を訪れた。

 シーバーフの支援内容としては、陸自の要員だけでは対応しきれない可能性がある大規模な放射性物質(放射能)漏れなど緊急事態が起きたときの除染作業が想定されていた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110419/plc11041901010000-n1.htm

2011.4.19 00:57 (2/2ページ)

 今回の派遣にあたり、米側には日本側から詳細なデータを入手する狙いもあった。シーバーフは原発事故を想定し、被災者の捜索や搬出、医療・除染などの訓練も行っているが、「原発安全化」の実任務は経験したことがない。このため、日本側の対応を視察するとともに、装備や訓練面で米軍の対応力強化につなげることも目的だったとされる。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110419/plc11041901010000-n2.htm

米軍人家族の避難解除という動きと一致します。また先に紹介した米軍人家族避難の終了関連記事では

Department Ends Voluntary Departure Authorization From Japan

http://www.navy.mil/search/display.asp?story_id=59811

最後の方に、

「トモダチ作戦」で米軍が2万ほどの兵と140の戦闘機、そして少なくとも20の軍船を使っていたが、現在はこの作戦に直接ついている船はなし
(海軍のページだから海軍情報のみか)

と出ていました。それとも呼応しますので、悲惨な事態になったから引き揚げ=逃げ出したのとは違うように思います。もしもそうだとしたら、9/11の何倍もの自国民をも巻き添えにする犯罪ということになる可能性があります。いくらなんでも、そこまではやらないんじゃないかと私は思いますが。

それから、日本語の記事2ページ目の最後の部分、

>日本側から詳細なデータを入手する狙いもあった

を見て思い出すのは、50人前後でやってきて初の医療団として日本政府からの許可ももらって被災地に入ったイスラエルの連中はどうなったか?と。2週間で帰国したようですし、「かっこいい」という声もあるようですが、何らかの調査に来たのではないかと思っています。

善意はありがたいけれども、イスラエルの会社がセキュリティー担当とか、スタックスネットのワームとか、福島原発関連だけでもあまりいい印象があるとは言えないので。

ついでですが、誰かが作った「今後、原発はどうすべきか」というネット投票を私のブログ右側に載せています(少しスクロールすると出る)。最初見たときは推進派が優勢だったのでブログに貼り付けたのですが、その後「全廃」がグンと増えてきました。もっともっと差をつけて広めたいものです。

<補足>
クリス・バズビー教授から返事が来ました。↓

どんなものでも、あんな爆発と熱があれば揮発性はあるし、酸化ウランも揮発性がないとかいうかもしれないけど、実際にハワイやカリフォルニアで出ているんだからね。

オッケー、0.54ベクレル/kgなら低いね。問題は空輸される粒子があるかどうかだ。プルトニウムが重すぎて運ばれることはないというのは事実じゃない。プルトニウムはチェルノブイリのあと、それと同様に重いウラニウムも2003年にイラクから英国に飛んできたんだから。

僕はプルトニウムよりウラニウムの方を心配しています。
(和訳終わり)

私は「いつまで、悲惨な作業を続けるための人員を確保し続けられるのか」も心配しています。


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