Monday, May 16, 2011

小川みさ子情報: 地域の汚染は風向と雨量に依存 by 橋爪健郎センセ(元鹿大理学部教官) - チェルノブイリ後の宮崎の汚染状況

復活はなったものの、今だってたった一枚の画像をアップするのに何十分費やした!?? それでも「すべては悪事を働いている人間にそのまま返っていくのだ」と思うから哀れに思って、作業を続けます。

皆さんにも日々チェックして戴きたい、京大原子炉実験所の小出さん発言を集めてくれているサイトで、現在のトップ記事を読みました。先日福島で亡くなった方のことを最後に

一言付け加えたい。被曝による死亡ではないとしても、このものすごく困難な事故を収束させるために、過酷な環境で働いてきた方が亡くなったのだということは忘れてほしくないと思う。

とおっしゃっていて、「小出さんらしいな」と思うと同時に「本当にその通り!」と。

こんな事故さえ起こさなければ...それは今回の福島だけではない、美浜や、他の原発や核施設だって事故の有無にかかわらず、そこで働く&働いた人々の健康を害し、命を奪ったり削ったりしているのですから。

何度でも言うけど、目に見えず、臭いもなく、触ってもわからない放射能だからこそ被害を受けていても、それと気づけないのですから。

さて、小川さんからの元気のいいメールは引き続きインボックスに入ってくるのですが、まずは昨日届いていた元鹿児島大理学部の先生からの情報です。では以下、転載。

Sun, May 15, 2011 at 5:29 PM
地域の汚染は風向と雨量に依存 by 橋爪健郎センセ(元鹿大理学部教官)

引き続き小川です。実は近所にお住まいの橋爪先生は、今朝は早くから犬のお散歩でしたよ。水俣の季刊誌に寄稿された分ですが、こんな折、一人でも多くの方々へお伝えしたいとのことで、シェアして下さるとmailがありましたので、さっそく届いた原稿とPDFファイルをお届けします(*^_^*)

●予想され継続する福島原発事故

福島原発原子炉の燃料棒が溶融し、炉心溶融という最悪の事態も常に現実的可能性となっています。炉心溶融を防ぐため、環境汚染を前提にした炉心冷却が続いてます。炉内の圧力上昇破壊を止めるため、放射能ガスが大気中へ放出されてます。

メディア報道は福島原発事故の現状より一般市民の過剰反応を防ぐためと称し、市民の怒りを最小にすることを主点として報じられています。初期は立ち入り禁止区域が3km以内、やがて10km、そして現在は20kmになりました。川内原発もそうですが、今まで原発事故の避難範囲は10km以内とされ、行政もそういう想定で原発建設を認可してきました。今回の事故により10kmという基準が見直されようとしています。九電は「川内原発には福島のような大きな津波は来ないし、更なる津波対策を考慮する」と言ってます。もしそうなら福島原発規模の事故は無いはずで基準を見直す必要は無いはずです。単に10kmを伸ばせばすむという問題でないことは明らかです。

●原発技術の核心は情報管理技術

当初事故評価レベルはスリーマイル事故より低いレベル4とされ、3月18日にスリーマイル事故と同じレベル5に、やがてレベル6に、4月12日にはチェルノブイリ原発事故と同じレベル7になった。 しかし、チェルノブイリ原発事故と同じレベルだが放出放射能は1/10とされている。

だが、京都大学原子炉実験所の今中氏の分析調査によると福島第1原発から40kmの飯館村では土壌汚染はチェルノブイリ原発で進入禁止レベルとなった1平方mあたり148万ベクレルの2倍以上の326万ベクレルであるという。今中氏は小出裕章氏らと共に原発問題を初期から提起していた数少ない研究者である。

放射能がどのように拡散するかは単純に半径何キロで確定できる事ではないことは、少しでも気象に知識があれば常識です。地域の汚染は風向と雨量に依存することはチェルノブイリ原発事故後の、1886年私の宮崎県の汚染測定調査でも明らかでした。チェルノブイリ原発事故からの汚染風が届いた時期に降雨量が大きかった日向市周辺は、降雨の無い鹿児島県周辺地域に比較して最大200倍程という高い数値であった。当時の食品輸入禁止レベル1キロ当たり370ベクレルとほぼ等しいレベルでした。ちなみに今回の福島原発事故による野菜の基準は1キロ当たりセシウムが500ベクレルです。これ以下なら摂取してもリスクは少ないとされています。

(pdf.ファイルはこちら

事故後どのように汚染が広がっているかは、ノルウェーやドイツでは福島原発事故直後から公表されているのに、日本で報道されたのは最近でした。最近公開された報道によると100億円規模の放射線計測機構で、事故当初から測定しながら結果を公表しなかったとそうです。原発が日本でここまで進められたのは、日本の工業技術は高かったからではなく、情報管理の技術が高かったからである、とここでも断定できます。

●水俣病の延長としての原発

このような実態は水俣病の歴史で既に経験ずみのはずです。当初は数十人ほどの急性劇症の患者が認定されただけでしたが、今や健康被害を起こした水俣病被害者の総数は55000人を超えています。さらに因果関係は特定できないにしろ、不知火海沿岸住民は何らかの影響を受けているとも言われます。

御用科学者によって解明が引き延ばされたのも水俣病の歴史です。水俣市の助役を務めていた頃に、「妊婦でも水俣湾の魚を食べても心配ない」と発言していた元国立水俣病総合研究センター所長で秋田大学滝澤行雄名誉教授は3月23日朝日新聞に「生態濃縮は一定の濃度がないと起こらないので汚染水による生態濃縮は心配ない」と発言している。

さらに彼の論文によると、「原発から放出されるトリチウムは、他の放射線と比較してきわめて弱いベータ線のみである。放射線を出すこと以外は普通の水素とは同じ、蓄積性は高いくない。天然の放射性物質であるカリウム-40と比較して1/150程度。したがって、トリチウムは安全」とされています。

 一方、基本的に原発推進である文部科学省の構成機関である高度情報科学技術研究機構による「原子力百科事典」の「トリチウムの生物影響」という項目ですら、「ヒトに障害が起きるのは体内被曝である。動物実験から被ばく量と障害の関係が推定されているが、動物のマウスよりヒトの方が高いことが明らかにされている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。有機成分として取り込まれた有機結合型のトリチウムは一般に排泄が遅く、体内に長く留まる傾向がある」とされています。

●ごまかしが最大の根拠

川内原発も1,2号機建設に地元住民が反対していた最大の根拠が地震による災害でした。1960年代、原発は地元住民にとって “ 希望”であった時代、九電は川内は地盤が悪いので原発に適 さないと言う理由で玄海に決定した。その後、国策としての原発推進が進むと川内にも建設が進められ地盤調査が始まった。ところが、ボーリング調査するとやはりボロボロの地層が多く、現地作業に参加した推進を望む地元住民はこのままではやはり地盤の問題で設置できなくなるかもしれないと思い、ボロボロ地層のボーリングコアを別の所のしっかりしたコアと入れ替えるというコマカシを行ったのです。その後1970年代初め、私たちも原発の危険性を地元住民に伝え、原発とはどんなものか認識した住民は反対運動が立ち上がったのです。かつて推進のためごまかした行為が反対のための最大の根拠となったのです。国会でも問題にされましたが、九電は、「そのようなことがあったのは事実かも知れないが、それはほんの一部に過ぎない」として無視し、川内市も県も国も行政もそれ以上問題にしませんでした。それを含め川内地域の地質を問題にした地質学者はなく、唯一、反原発の地質学者である元和光大学教授生越忠氏だけでした。

●最後の教訓

自然災害がいつ、どこで、どれくらいの規模が起こるか人間の科学では予想できないことを最後の教訓として確認すべきです。日本列島は不安定な地層で、世界平均の10倍の地震があり、津波は世界ではTSUNAMIと言われています。福島原発の事態が九州の玄海原発や川内原発で起こる可能性は社会の最大の危険性として考えるべきだと思います。南九州ではとくに火砕流の問題が無視できません。雲仙普賢岳で1991年5月に発生した火砕流の何千倍の火砕流が南九州では過去10万年以降何度も発生しています。7,000年前の鹿児島沖鬼界カルデラの火砕流は海上を渡って九州まで到達、九州南部で厚さ約1mの層をつくってます。にもかかわらず安全審査では「火砕流の審査は今後の課題」とされています。審査基準の活断層が10万年以内とされながら火砕流審査は何故必要ないのか、専門家でなくても正常な市民感覚なら納得できないはずです。

●市民から市民へ

水俣病の歴史でも明らかなように原発問題も、巨大企業、それとに利害を共有する巨大メディア、それを担う御用専門家との戦いであるとも言えると思います。そのために市民から市民、それぞれの市民グループから他の市民グループ、に正しい情報を広く伝え共有し、最終的に国が動かざるをえなくするため、「下」から「上」にという市民活動を広げることではないでしょうか。

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(*^o^*)  ♪小川みさ子と仲間たち♪  無所属 草の根市民派
自宅〒891-0175   鹿児島市桜ヶ丘6-20-19魔女庵  
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☆URL: http://www3.ocn.ne.jp/~inochi http://www.ogawamisako.com/  
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(転載終わり)

この橋爪先生の「下から上に」というのは、9/11当日に消防士だった父を殺され、公式説を信じたのはたったの2分で真相究明活動に没入し、外交問題評議会(CFR)が「9/11の裏にいる」ことを描いたドキュメンタリーの製作(多分)直後に殺された、まだ20代はじめだったダン・ワラスを思い出させます。

彼も、あの力強く素晴らしいスピーチの最後に(英語)、

「さっき(会場のうしろにいる)彼が言ったように、奴らは上から下へやったけど、僕らは下から上へやってやるんだ!

(「ビル崩壊は上から下へだったが、今度は逆で、下にいる私たち市民が権力者をやっつける」の意)

と言い放ちましたが、どこもかしこも上が腐っているので、下から上へ頑張って広げるしかありませんね。それもなるべく早急に!


<追伸>
たった今、原子力ムラの人間乃至は工作員が作ったんじゃないかと思えるようなネット投票をみつけました。「参考にしろ」という記事を開けてもいませんが、お心ある皆さんは是非、当然選ぶべき選択肢を選んで何か言ってやってください。

放射線は怖くない?
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=67016

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