Monday, July 25, 2011

ダニー・ヨウヴェンコ殺害で思い出したカレン・シルクウッドの"単独"自動車事故

前回の投稿で、「ダニーが死亡した事故でカレン・シルクウッドを思い出した」と書きましたが、これを機に、以前にも見たことのあるシルクウッドの英語のウィキペディアを見直してみました。

↑殺される少し前のカレン・シルクウッド
そうしたら、これはもう完璧に「消された」としか思えない話で、改めて「メリル・ストリープが彼女を演じた映画で匂わせていたとおりだった!」と思いました。

オクラホマ州クレセント近くのカー・マッギー(「マクギー」より「ク」の音が弱い)核燃料処理工場で原子炉燃料用プルトニウムのペレットを作っていた労組員カレン・シルクウッドは、多くの面で会社が安全管理を怠っている証拠を握り、クレセントのハブ・カフェでの労組のミーティングのあとニューヨーク・タイムズの記者と会うために48kmほど離れたオクラホマ・シティーへ向かう途中、道路わきの排水溝に突っ込んで死亡しました。これがそのコンクリの排水溝、

こちらがカレンの車、白のホンダ・シビック。

車内にはメタカロン鎮静剤が1、2錠とマリファナもあったとされ(現場を見た警官による)、「居眠り運転による事故」として処理されましたが、車内にあったはずのカレンが持参していた「証拠」のファイルはみつからず仕舞いだった。そのうえカレンの友人や家族は、車のうしろには傷などなかったのに別の車でぶつけられた証であるペンキの跡もあると主張。家族は、死の直前にカレンが何度か脅迫電話を受け取っていたとも訴えたが、こうした点は詳しく調べられもせず。また道路にも、道路から落ちそうになるのを必死に戻そうとしたと思しきタイヤの跡が残っていたという話もある。

検察医はカレンの死亡時、睡眠導入に必要な量の倍近いメタカロンが血中にあったとしていますから、確か映画でもそんな風に見せていたと思うが、ひとりで車を走らせる前に出た労組のミーティング中に盛られたのではないか、と思います。労組なんぞにも必ずいますからね、スパイが。

1974年11月13日に28歳で他界したカレンは、同夏に原子力委員会にカー・マッギー処理工場内の問題を訴えたあと11月はじめに数回プルトニウムに汚染させられています。が、会社側はそれすら「彼女の自作自演だ」と非難。

どこのページか忘れたが、肺から出てくる息からもプルトニウムが検出された(これは上述のウィキペディア)というその被曝量は「絶対に肺癌になる量だった」という記述も見かけました。「会社を悪く見せるために」といったって、そんなことまでするはずがない。

彼女の臓器が、原子力委員会と州の検視官の要望で、ロス・アラモスの細胞組織分析研究プログラムに回されて分析されたというあたり、生体実験のモルモットにされたという印象を受けます。

また『カレン・シルクウッドの殺害』("The Killing of Karen Silkwood")という本を書いたリチャード・ラシュキは「同工場の管理が甘かったので、プルトニウム・ペレットを持ち出すことは誰にでもできた」としながら、カレンの体から検出されたプルトニウムは、彼女が4ヶ月も触れることのない部署のものだったと書いているそうです。

連邦機関の調査で、管理の甘さから44~66ポンド(約20~30kg弱)のプルトニウムが紛失していたことも判明した同工場は1975年に閉鎖されましたが、ウィキペディア上では「閉鎖から25年経った今も除去作業が続けられている」と記されています。

カレンの父親と彼女の(離婚した夫との間の)子供たちがカー・マッギーを訴え、二転三転して「再審」というときにカー・マッギー側が「(カレン死亡の)責任なし」としたうえで138万ドルを払うことで和解。上述のラシュキの本では、カー・マッギー社とこの工場サイドも脅されていたとか、事件を調べていた人間のひとりは奇妙にも姿を消したり、カー・マッギー社に関する証言をするはずだった女性が、その直前に自殺したり。また、カレンの家族たちも身体的暴力で脅されたし、消えた44ポンドのプルトニウムを盗んだのは米国政府上層部、CIA、MI5やイスラエルのモサドといった国際的な諜報機関やイランの闇のグループを含むプルトニウム輸出の秘密地下組織であるとし、カレンの殺害はカー・マッギー社の者ではなく、無数の事実の隠蔽を図った米国政府の者であると結論しているそうです。

ここまで読んで、更に思い出すのが9/11で奮起して給料のいいアメフトをあとに米軍に入り、アフガニスタンで殺されたパット・ティルマンです。

彼は実際に戦地に赴き、どれほど悲惨で不当なことが行われているかに目覚め、軍を辞めて帰国し、反戦活動を大々的にやろうとして(こともあろうに、CIAの雇われ)ノーム・チョムスキーに連絡してしまったためにその計画がバレて殺されたのだと見ているので、それと同じようにカレンは原子力委員会に訴えたことと、デイヴィッド・ロックフェラーが(外交問題評議会などの動きを報道しなかったことへの)感謝を述べたメディアのひとつ、ニューヨーク・タイムズの記者と会うことにしたので殺害されたのです。

パット・ティルマンが自軍の誤射で殺された「可能性がある」ことは、彼の葬儀の数週間あとまで知らされなかったと嘆くパットの母親メアリー・ティルマンは、「『いい加減な調査結果など、お伝えしたくなかったので』とマクリスタル大将は言ったけど、彼らがしたことはまさにそれだった」と言い、「去年(2009年)、オバマ大統領がマクリスタルをアフガニスタンの最高司令官に昇進させたときは非常に不快でした。私は大統領にメールと手紙で、マクリスタルがパット(死亡)の隠蔽に関係していたことを思い出させようとしました。...マクリスタルはきちんと調査、追及されるべきです。...でも私たちの嘆願は、無視されました」と語っています。

政府は、私たちにだけではなく、国に対して嘘をついたのです

というメアリーの言葉は、米国のみならず日本や豪州その他でも多くの件に共通して言えること。軍や警察、検察や裁判所の腐敗を正さない限り、彼らの犯罪は野放しで、やりたい放題が続くのです。なんとか変えていきましょう。

余談ですが、「意図的リーク」が使命のウィキリークスを世界に売り出したリークでその名が知られたブラッドリー・マニングは、

シルクウッドで有名になった、この人口千人余のオクラホマ州クレセント生まれだそうです。


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